TVでは「自己資金0」と言っているけど
350万円ないと結婚式はできませんか?
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貯金がないので結婚式ができません…
私はそんなご相談を受けることがありますが
一方で「自己資金0」と謳っている結婚式場情報(紹介)サービスもありますね。
ここでちょっとデータを見てみましょう。
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挙式、披露宴・披露パーティ(平均)
総額 352.7万円
招待客人数 72.5人
招待客1人あたりの費用 5.9万円
カップルの自己負担 142.7万円
ゼクシィ 結婚トレンド調査2015より
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確かにゼクシィのデータでは
総額 352.7万円 となっています。
では、貯金が350万円 ないと
結婚式は挙げられないのでしょうか?
ただでさえ「お金」のことって
気にはなってはいてもなかなか口に出せないですよね。
これから結婚して夫婦になるおふたりとはいえ
まだお互いの懐事情を話し合っていない場合も多いですし
ざっくばらんにまだ「お金」のことを
口に出しにくい雰囲気でもあります。
そんな状況でゼクシィの
総額 352.7万円
なんて数字を見てしまうと
「えええ! 300万なんて無理!」
と思ってしまうでしょう。
けれど
カップルの自己負担 142.7万円
はい、ちゃんと見てくださいね。
自己負担額は平均 140万ちょっと です。
ただしコレだって
「う〜ん、厳しいな…」という方もいることでしょう。
でも大丈夫です。
このデータはカップルの自己負担と銘打っていますが
挙式・披露宴にかかった総額からゲストのご祝儀を引いた
「総額−ご祝儀」の金額です。
実際はご両親などが援助しているケースもあります。
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70%以上のカップルがご両親などから
結婚式資金の援助あり!
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先ほどのゼクシィ 結婚トレンド調査2015を
もう少し見てみましょう。
すると…
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挙式、披露宴・披露パーティの費用
親や親族からの援助 あり 71.3%
援助総額 平均 162.4 万円
援助総額
100〜200万未満 39.3%
200〜300万未満 22.3%
300〜400万未満 8.0%
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結婚式を行ったカップルの 70%以上 が
ご両親などから援助を受けており
その平均金額は 162.4万円
ちなみに、
援助を受けている方の70%近くが
100〜400万円という結果になっています。
また話が前後しますが
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カップルの自己負担額 0円以下 9.2%
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カップルの自己負担が 平均 142.7万円
である一方で
ご祝儀ですべての結婚式費用を賄っているカップルが
10%近くいるのも現状です。
*「自己資金0」の結婚式情報(紹介)サービスは
このシステムを使っているに過ぎません。
「お金」ということでついデータを気にしてしまいますが
ぱっと見の数字に惑わされてしまってはいけません。
結婚式の「お金」に対して
まずは正しい知識を身につけることが大切です。
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「お金」がなければ結婚式を
挙げることはできないのでしょうか?!
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これに対する私の答えは「YES」であり「NO」でもあります。
「0(ゼロ)」という数字にこだわって
まったく「お金」をかけないで結婚式やりたいという方には
そのような方法で「結婚式」のサポートをさせていただきます。
また最初に「予算はいくら」と明確な数字があるのなら
それを提示していただければその範囲内で組み立てることが可能です。
ただウエディング・コンシェルジュとしての意見としては
「お金」=数字 にこだわるだけでなく
「おふたりがどんな結婚式を挙げたいか?」
「おふたりはなぜ結婚式を挙げるのか?」を
まずは考えていただきたいと思っています。
ほとんどの場合、「自己資金0」でも初期費用はかかります。
会場への予約金やドレス、ヘアメイク代などは先払いのことがほとんどです。
ご祝儀や会費をいただいて「+−0」とするからです。
「お金」と「時間」をかけて、ゲストをお呼びして、
「結婚式」をやる「意味」とは一体なんなのか?!
この部分をぜひお二人でしっかり考えてみてください。
→結婚式の予算の立て方
→「お金」のことで悩んでいる理由
→会場見学の前にしておくこと
はまた別のコーナーにてお話しますね。